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書斎を飛び出し――悠々日記

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99vs1%デモandOldies・number

 米国が99vs1%デモで揺れている。一体、あのデモの本質はなんなのだ、ともう1つ見通せないが、来年の大統領選絡みにはちがいなかろうと思うのだ。数ヶ月前の議会選挙前の「ティーパーティー」でもそうだったが、今度は、失業者群が核をなしているという。
 誰が、何を目的に仕掛けたか、まだ見えない。オバマ・民主党にも、共和党側にも、有利に働くとは思えないから、よくわからない。
 デモ隊の訴えは、確かに正鵠を得ている。英米でリーマン・ショックでこけた銀行を建て直した銀行幹部のボーナス額を見ると、なんで、お前たちがそんな額をもらう資格があるんだ!と海の向こうから怒りたくもなる。
 結局、人間とコンピューターというか、いわばITとの戦いが、格差の本質ではないか。コンピューターが人間の単純作業をがんがん奪ってしまい、リストラによって職を失う人が増え、ITの胴元側は、キーボードに人が触れるだけで、1秒間に数千万、数億の金が入りこんでくる社会の、なれの果てだ。それが、開発途上国を巻き込んでボーダレスに広がっている。米国は、その先進地である。
 丁寧に物を創り上げてゆくデトロイトや大田区蒲田の工場主たちが苦しむのは、別に景気のせいだけでなく、人間社会の構造的変革のためだと思う。
 で、先日、自転車で府中をうろついていたら、中古のCD屋を見つけ、1000円で2枚入りの「Oldies Hit parade」を買ってきました。
 ああ、懐かしや。ザ・ダイヤモンズの「」リトル・ダーリン」、ニール・セダカの「小さい悪魔」、ザ・ビーチボーイズの「サーフィン・USA」など。もちろんプレスリーやポール・アンカ、コニーフランシスのヒットナンバーも。
 アメリカが最も輝いて、活き活きとしていた時代だったと思う。ヴェトナム戦争とイラク戦争でアメリカはおかしくなったと、わたしは思っています。オバマは、決して武力に頼る政治をしていないから、素晴らしい政治家だけど、米経済は、生産し続ける銃器の弾をどこかで使って動いてきた部分があるから、厄介だ。99VS1デモの底流は、よく見極めなきゃな、と思いつつ、「おお、キャロル」(ニール・セダカ)を聴いたのでした。
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# by gohenro | 2011-10-15 21:44 | ニュース・ブログ

被災地の酒

 わが家にあった愛しの焼酎2本が、昨夜をもってついになくなりました。最後の一滴までありがたく頂戴しました。750ミリリットル入りのその酒は、陸前高田から持ち込まれたものだからです。
 1本目は、津波取材でお世話になったお宅の息子さんが、上京した折、我が家へお土産として持参してくれたもの。たくさん入用なものがあるのだから、そんなご配慮はいいですとご遠慮申し上げたが、持参していただいた。
 もう1本は、小生が陸前高田にそのお宅を訪ねたとき、土産にもたせてもらったもの。これも丁重にお断りしたけれど、「ここに酒を置いておいても、誰も飲むものがいないから無駄になるだけ」と言われて、ずうずうしくもスーツケースに入れてきてしまった。
 わがやに客人が来るたび、
 「これは、津波で町が消えた陸前高田のお酒だよ」と出すと、
 「酒蔵は流されなかったの?」という。
 「そりゃ流されたさ。だから、同じ東北の名産で、陸前高田から運ばれてきたものだよ」
 「へえ、ありがたいお酒ですねえ」とちびりちびり。その最後の一滴がなくなってしまったのだが、液自体より、気持ちがなくなるような寂しさを覚えてしまいました。
 それと、実は、お酒とは別に、ジュースを戴いたのですが、こちらは、陸前高田で被災を免れた工場で作った、それこそプレミアものの果汁で、あまりにもったいなくて、いまだ賞味しておりません。
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# by gohenro | 2011-10-13 23:28 | ニュース・ブログ

迷うスマートフォン

 周囲にスマートフォンを使う人が増え、みんなに「すごくいい。久しぶり、買ってよかったと思うグッズの1つ」と言われて、刺激され、DOCOMOに出かけた。機種は「これだな」とすぐに決まった。「GALAXYS2」。5万円超。
 思い切って買おうか、とカウンターに座って、スタッフに詳しい説明を聞くと、今まで家族ぐるみで使っていた場合、例えばわたしとかみさんの間では、電話もメールも無料だったが、これが、スマートフォンからかみさんの携帯にメールを送信すると、有料だという。
 これで引いてしまった。「あんなくだらないメールのやりとりに、金なんかかけられるか」と思ってしまったのだ。しかし、これは、「パケホーダイ」とかで取られはしても、実際の負担にはならない、とも。「うーん」。
 もう1つは、今の携帯への愛着。使い方が乱暴だから、コンクリート面に1m以上の高さから何度落としたかわからない。ワンセグ付きだ。それがびくともしない。何十回と落として、カメラは使えなくなったが、テレビは写り、わが戦友の思いだ。被災地での情報収集にも役立って、見捨てがたい。
 カメラは、DOCOMOに修理に持っていったことがある。外面、傷だらけのブツを見て、「古いですねえ。買い換えたら」という。古くはない、と反論、機種を調べたスタッフは案外新しいとわかって納得いかない様子。こっちこそ、納得いかない。機種はパナソニック。さすが松下幸之助の思いだ。
 ブログ更新の写真を簡単にとれるのでは、とスマートフォンにチェンジを思い立ったが、今の瞬間、戦友への思いが強い。しかし、情報収集力がスマートは格段に違う。
 ちなみにかみさんは「スマートに早く切り替えたら」という。エッ、なんで?
 「被災地などから忙しいとき、ネットでこれ調べてくれって、言ってくるの、なくなるでしょ」
 なるほど考え方はいろいろあるものだ。ワンセグの電波収集力が携帯より強ければ、文句ないのだが、さて、どうなるやら?やっぱり、7ー3で変わる可能性高しかな。
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# by gohenro | 2011-10-12 07:51 | ニュース・ブログ

大震災から7ヶ月

 大震災から7ヶ月が経ちました。7回目の黙祷です。
 長いようで短い。あの震災からまだ210日程度しか経っていないのか、という思いの半面、長い夏を越えて延々と気分が晴れない日が続くなあ、という感じがまざりあっています。
 今日、石巻市の避難所がその役目を終えて、閉鎖されたとニュースで流れていました。湊小学校の避難所が最後だったようですが、あの小学校があったあたりの惨状は、本当にすさまじく、今津波被災地の中でも、岩手県筑前高田、同下閉伊郡大槌町と並んで、3大被災地といっても過言ではないでしょう。
 わたしが、そこを訪れたのはちょうど半年前の今日です。つまり4月11日でした。石巻市は現役時代、仙台で勤務したこともあって、よく訪れたなじみ深い町でした。
 その面影がまったくなくなったどころか、町が消え、消失した一帯が、あのあたりだったのです。旧北上川をはさんで、東側に湊小、西側に門脇小があります。
 覚えている方もおいででしょう。お孫さんの高校生と民家で1週間ほど籠もって救助されたおばあちゃんも、この近くでした。1軒の家が焼け落ちただけでも大変なことなのに、全部失われてしまったのです。錆びた焼け野原だけが残っています。
 元通りの町に戻るには10年の歳月は必要でしょう。われわれが、忘れて目を向けなかったら20年以上かかるかもしれません。そうしたことを考えると、やっぱり辛いなあ、と胸が痛みます。
 
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# by gohenro | 2011-10-11 21:04 | 東日本大震災

百合と支援

 近所の花屋で買ってきた百合の花が、2週間近く、固い蕾のままだったのですが、昨日、ご覧のように大輪を咲かせました。
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 この夏は、三陸の被災地から帰ってきて以来、ずいぶん草花に癒された気がします。一番楽しめたのは、可憐な赤い花をたくさんつけたカリーという鉢。次は、ハイビスカス。同じ日に入手しても、ピンクよりイエローが次から次に花開きました。
 いつも買う花屋さんは、スーパーの脇で、店舗の構えも粗末なんですが、若い女性たちで自主運営しているのか、他の店よりかなり安く観葉植物も販売しており、自転車で通ると、つい買ってしまいます。お陰で書斎は、緑が一杯になりました。
 10日、東京競馬場では、岩手県競馬支援の競馬が開催され、毎年、盛岡で行われている南部杯という大レースを中央競馬の舞台で行いました。JRA(日本中央競馬会)も「支援」というなら、もっと気前よく売り上げから供出すればいいものを、ほんの数パーセントでは……被災地の実情を見た者にとっては、そんな風にも思えてきます。
 それなりにわが懐からも、拠出しましたが、最終レースでとりあえず、拠出分をみんな取り戻してしまいました。さて、これでわが輩は、支援したことになるのか、と一度は考えてしまいましたが、よくよく考えると、やはり支援したことにはなるようです。
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# by gohenro | 2011-10-10 19:10 | ニュース・ブログ