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書斎を飛び出し――悠々日記

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橋げたの血

 実は、頬に軽い擦り傷を負った。自転車に乗ったまま、橋の欄干にぶつかったのだ。京都で風情ある唐橋(6月1日付ブログ参照)を渡りながら、「ああ、この橋だったら、川に落っこちていたなあ」と思いだした。

 よって、怪我をしたのは、京都行きの前日のこと。携帯で会話中にハンドル操作を誤ってぶつけた。まあ、橋げたでよかったし、橋ゲタが高かったのもよかった。勢いあまって体が向こう側にのめっていたらアウト。背の低い京の唐橋なら飛び出したこと間違いない。
 
 会話の相手は、かみさんだった。「菅内閣の不信任案どうなるのかねえ」という問いに、応答していたのだ。
 「別に菅びいきじゃないけど、なんでいま、不信任なんだろな。被災地のこと考えてんのかな」
 「原発の初期対応とかなんとか言っているじゃない」
 「でも、あの原発、自民時代に建設されたんだろ。しかも、東電自体に9割方原因があるじゃないか」
 「じゃ、なんで、ああ、なるの?」と言ったところで、橋(写真は京浜河川事務所「橋の写真館」から)の上にかかり、風が急に吹いた。
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 「だからさ……」
 「え?なに?全然、聞こえない」とかみさんは繰り返す。風が強く、受話器側はザアザア響いているらしい。 「聞こえない。聞こえない」というので、携帯を口元に近づけた瞬間、橋ゲタにぶつかった。(写真の左の街路灯あたり)
 で言おうとしたことは、
 「常にメディアには出ず、見えない部分がニュースの底流。利権じゃないか。復興予算で膨大な公共事業が立ち上がる。ゼネコンも建設業者もすべての業者に巨大なビジネスチャンスなんだ」
 民主に票が流れる。小沢の力も削がれる。予算というカネの力学。下の写真のように壊れた堤防の再建だけでも巨額のカネが流れる。
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 自民にとっては、これで蚊帳の外に置かれることは、野党としての位置づけを決定的にされる。だから、犬猿の仲である両者も同じ結論に達する。
 ぶつかって自転車から転げ落ち、橋ゲタに額を強打し、赤い血がしたたり落ちた。ティッシュで拭いながら帰宅した。あの発言で天罰下ったかなあ、と思いつつ、考えを変えるつもりはない。  
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# by gohenro | 2011-06-02 20:12 | ニュース・ブログ

京都と鮎

 今日は、仕事で早朝5時半に起床、新横浜から京都へ直行した。午前8時半前には京都駅というのだから、日本は本当に便利というか、我が経験でも稀有のことだ。
 そこから石山寺がある滋賀・大津方面に向かった。淀川に連なる瀬田川沿い。さすがは、京のはずれ、町並みの民家も風情がある。
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 橋の欄干もご覧の洒落よう。
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 雨の中、釣り糸を垂れている人が数人。そうだ。今日は鮎釣りの解禁日。
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 しかし、鮎の友釣りではない。普通の竿に丸浮きをつけて、そこらで見かけるフナかハヤでも釣っている感じ。前夜からの雨で水高は48センチにまで達し、渦を巻いて濁流に近い流れだ。
 しばらく見ていると、いやあ、釣れる釣れる。入れ食い状態だ。小イワシほどの鮎が針を投げ込むたびにひっかかる。

 ちょっと小さすぎて、これからがこの川での我が青春本番だろう小鮎にとっては、殺生な気もする。塩焼きにもちょっと無理では……と、おやじさん、きっぱりと言った。
 「唐揚げだ。最高なんだ。一日やって釣れない時もあるから、時にはね」
 クールボックスを開けて、収穫を見せてくれた。
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 ぴちぴちしたきれいな鮎ばかりだ。 
 川べりで仕事が終わったら、すぐに京都駅へとんぼ返り。午後7時前には自宅に着いて、いつも通り、冷や奴とイワシの丸干しをつまみに、サッポロの黒でグイッ!
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# by gohenro | 2011-06-01 20:18 | ニュース・ブログ

しだれ梅の枝を切りつつ…

今朝は午前7時前から、庭にあるしだれ梅の剪定をさせられた。自分から自主的にやることはない。数回言われてやっと腰をあげる横着者だ。鋸を手に、はしごにまたがり、降りては長さ2・5メートルはある剪定はさみ付きの棒を持って、青葉繁る枝をばさばさと切り落とした。
 
 慣れぬ作業をしながら思いだしたのが、やはり被災地のこと。私が訪れた岩手県大槌町の市街地は、まったく緑が消えていた。草花も盆栽も街路樹も、それこそ1本たりとも見かけなかった。高台の災害対策本部周辺には、唯一、人々が憩える緑があり、窮屈な避難所から出てきた人たちが時折、安らいでいる。
 それを思うと、「朝からきついなあ」などとぼやいてもいられない。
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 しかし、わが家のしだれ梅、数年前まで見事に花を咲かせていたのだが、この1、2年、春先にスズメやメジロなど野鳥がその芽を次々についばんで、花が咲かない。女性のヘアスタイルに例えると、髪先だけピンク色に染まるという具合だ。来年は、木をすっぽりポリシートで覆ってしまうか、など策を練っているが、妙案が浮かばない。
 
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 樹木といえば、岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」では、7万本あった見事な松並木がすべて津波に流され、唯一、樹高20メートルはあろうか、1本だけすっくと伸びたまま残った。
 幹の太さは30センチもない。コンクリート製の堤防が倒され、鉄筋コンクリートのビルも砕けるのに、こんな奇跡的なことも起きるのである。
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 地元の人たちの喜びはいかばかりだったろう。若者たちが、これをモチーフにしてストラップやタオルなどグッズをこしらえて販売し、松原復元の資金にしようと、「1本松プロジェクト」http://www.ipponmatsu-pro.com/を立ち上げたという。
 復興支援つばさ賞で稼いだものは、ここにも使うとしよう。
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# by gohenro | 2011-05-31 13:08 | ニュース・ブログ

ダービーは地元の祭り

 避難所に行くと、みなさん、テレビを見る時間が朝夕の食事時と限られており、被災前のように自由に娯楽番組を楽しむことはできない。
 そうした状況を考えると、自分ばかりがエンターテーメントに浸っていいものか考えてしまうが、ここ数日、見逃せなぬ楽しみがいくつか重なった。
 まずUEFA(欧州選手権)のバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドの決勝戦。29日午前3時。眠い目をこすって観戦。バルサの完勝。
 マンUのサッカーが荒っぽく見えるほど、バルサのサッカーは質が細やかで高度だった。ワールドカップで優勝したスペインチームの主力はバルサメンバーだが、あの華麗なパスサッカーを繰り広げ、マンUを手玉に取った。還暦すぎのマンUのアレックス・ファーガソン監督に対し、バルサのジョセップ・グアルディオラ監督は40歳。悔しかったと思う。
 
 もう1つは、明日から始まる将棋の名人戦。森内九段が3勝で大手。第4戦で羽生さんが1勝を返した。明日から兵庫県宝塚市で第5戦。羽生名人のこの勝利は、森内九段に凄いプレッシュアになったと思う。
 トータルでは3つもリードしているが、相手が羽生名人とあっては、そんな余裕は生まれないだろう。果たして、プレッシュアを跳ね返して、王座に返り咲けるかどうか。
 森内九段も、3年前、羽生名人に名人位をとられた時、大きなミスが原因だった。その悔しさを胸に、この場に挑んだと思う。天下分け目の大一番になりそうだ。もう少し名人戦楽しみたいから、あと1つ、名人になどと勝手なことを思ってしまうが。

 昨日は日本ダービー。我が地元の祭りでもある。久しぶりにかみさん手作りの弁当を手に、雨の中、2人で競馬場に赴いた。いつもの年に比べると、入場者が少ない。大震災ムードも影響しているのだろう。
 今年のダービーは、第78回目となる。あたり馬券は簡単にとれるはずだ。ここに答があるのだから。
 7と8をたすと、15。15を分解すると、1と5。出てきた数字を組み合わせればいいだけ。結果は1着、5番オルフェーブル。2着は1番ウインバリシオン。3着は7番ベルシャザール。
 ジョークは置くとして、パドックでは、1と5はだんとつに良く、事前の予想通り、5の単勝と、1など数頭に組み合わせた馬単馬券を購入。3連複、3連単も買った。ゴール直前、10番ナカヤマナイトが7番に抜かれなかったらすべて的中していたが、ま、仕方ない。
 それもともかく、最終レースの被災地支援つばさ賞では、やはりパドックでよく見えた1番トーホウオルビスの単勝を買ったら、なんと逃げ切り。単勝1800円の穴馬だった。今度、被災地に行った時は、きちんと寄付します。つまらぬことを綴って申し訳ないです。
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# by gohenro | 2011-05-30 06:19

ブログでも雑記を始めました。

今朝、東京は雨でした。春雨も時に風情があって良いものですが、今年は、そうとばかりもいきません。

 三陸津波の激甚被災地、岩手県大槌町を訪ねた時、雨に見舞われました。同じ雨なのに、傘の上に落ちる雨粒がこんなにも違うのか、と強く感じました。
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 瓦礫の中にある箪笥や畳、ノートや人形が濡れていく。元気なく垂れたままの鯉のぼり。壊れた民家の軒に伝わる水滴の音に、虚しさを覚えました。雨の日は、避難所を出入りする人たちの表情も、湿っぽく、3・11の悲しみがぶり返すような気がして、哀しさを感じたものです。

 でも午後からは晴れ。復興に向けても、雨のち晴れであってほしい。
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# by gohenro | 2011-05-24 12:47 | ニュース・ブログ