日本海の大雪、思い出します。わが新聞記者新米時代。新潟・中越地方にいました。豪雪地帯。2階に住んでいましたが、屋根までいつも雪。
写真は同県妙高市ですが、ちょうどこんな感じでした。
道のない雪の中、延々90分も歩いて、農家をたずね暇ネタを取材する。途中、こんな取材してどうなる、もし留守だったら、と吹雪く中で何度も引き返そうと思うのですが、雪に負けたようで引き返せない。あそこで不屈魂養われるんですね。
抜かれてデスクに怒鳴られてやけ酒くらって、ちょうどこの写真のような道ばたの雪で顔を洗って帰った思い出も懐かしい。雪の中でとっくみあいの喧嘩もした。側溝に突き飛ばされ、翌朝、整形外科医のもとに治療にいった。医者の顔を見るのが照れくさい。喧嘩の相手だったからです。
雪は見た目は美しいが、ともかく重くて厄介なものです。