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書斎を飛び出し――悠々日記

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しだれ梅の枝を切りつつ…

今朝は午前7時前から、庭にあるしだれ梅の剪定をさせられた。自分から自主的にやることはない。数回言われてやっと腰をあげる横着者だ。鋸を手に、はしごにまたがり、降りては長さ2・5メートルはある剪定はさみ付きの棒を持って、青葉繁る枝をばさばさと切り落とした。
 
 慣れぬ作業をしながら思いだしたのが、やはり被災地のこと。私が訪れた岩手県大槌町の市街地は、まったく緑が消えていた。草花も盆栽も街路樹も、それこそ1本たりとも見かけなかった。高台の災害対策本部周辺には、唯一、人々が憩える緑があり、窮屈な避難所から出てきた人たちが時折、安らいでいる。
 それを思うと、「朝からきついなあ」などとぼやいてもいられない。
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 しかし、わが家のしだれ梅、数年前まで見事に花を咲かせていたのだが、この1、2年、春先にスズメやメジロなど野鳥がその芽を次々についばんで、花が咲かない。女性のヘアスタイルに例えると、髪先だけピンク色に染まるという具合だ。来年は、木をすっぽりポリシートで覆ってしまうか、など策を練っているが、妙案が浮かばない。
 
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 樹木といえば、岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」では、7万本あった見事な松並木がすべて津波に流され、唯一、樹高20メートルはあろうか、1本だけすっくと伸びたまま残った。
 幹の太さは30センチもない。コンクリート製の堤防が倒され、鉄筋コンクリートのビルも砕けるのに、こんな奇跡的なことも起きるのである。
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 地元の人たちの喜びはいかばかりだったろう。若者たちが、これをモチーフにしてストラップやタオルなどグッズをこしらえて販売し、松原復元の資金にしようと、「1本松プロジェクト」http://www.ipponmatsu-pro.com/を立ち上げたという。
 復興支援つばさ賞で稼いだものは、ここにも使うとしよう。
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by gohenro | 2011-05-31 13:08 | ニュース・ブログ
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